
引き締まった脇腹を作る!ケーブルサイドベント
体幹の側面、脇腹あたりにある斜めの筋肉、すなわち腹斜筋は、体をねじる動きや横に曲げる動きなど、日常生活ではあまり意識することのない動作を担っています。美しい姿勢を保つためにはもちろん、スポーツでの機敏な動きにも欠かせない重要な役割を担っています。この腹斜筋を効果的に鍛える方法として、ケーブルを使ったサイドベントという運動が有効です。
ケーブルサイドベントは、ケーブルマシンを使って腹斜筋を集中的に鍛える方法です。ケーブルマシンを使う最大の利点は、常に一定の負荷を筋肉にかけ続けられることです。ダンベルや自重を使ったトレーニングでは、動きの最中で負荷が変化してしまいますが、ケーブルマシンでは常に一定の抵抗を感じながら運動できます。この一定の負荷こそが、筋肉を効率的に大きくし、引き締まった体を作る秘訣です。
具体的なやり方としては、まずケーブルマシンの高さを肩と同じくらいに設定し、片手でハンドルを握ります。体は正面に向け、足は肩幅程度に開きましょう。次に、ハンドルを握った側とは反対の方向へ体を曲げていきます。この時、脇腹を意識しながらゆっくりと体を曲げることが大切です。腰を捻ったり、反らしたりするのではなく、腹斜筋を収縮させるように意識して行いましょう。息を吐きながら体を曲げ、一番縮んだところで一瞬動きを止め、しっかりと筋肉を収縮させます。その後、息を吸いながらゆっくりと元の姿勢に戻ります。これを左右交互に繰り返すことで、左右均等に腹斜筋を鍛えることができます。
回数やセット数は、個々の体力に合わせて調整しましょう。最初は10回3セットを目安に、慣れてきたら徐々に回数やセット数を増やしていくと良いでしょう。ケーブルサイドベントを継続して行うことで、くびれのある引き締まったウエストラインを作ることが期待できます。さらに、体幹が安定することで姿勢も良くなり、スポーツのパフォーマンス向上にも繋がります。美しい体作り、そして健康維持のためにも、ぜひケーブルサイドベントを取り入れてみてください。