上肢のトレーニング 順手握りで効果アップ!
順手握り、言い換えると手のひらを下に向ける握り方は、私たちの日常生活で最も自然な動作の一つです。ドアを開ける時、鞄を持つ時、無意識にこの握り方をしていることに気づくでしょう。筋力トレーニングを始めたばかりの方でも、特に意識することなく自然とこの握り方になることが多いです。この握り方をオーバーハンドグリップと呼び、様々なトレーニングで用いられています。順手握りは、腕の力こぶを作る上腕二頭筋や、背中を広げる広背筋といった大きな筋肉群を鍛えるのに効果的です。例えば、バーベルを持ち上げて行う腕立て伏せのようなトレーニングや、あおむけに寝てバーベルを胸まで下ろすトレーニングでは、この握り方が基本となります。また、懸垂のように鉄棒にぶら下がるトレーニングでも、この握り方が使われます。基本的な握り方だからこそ、正しいフォームを身につけることが重要です。まず、バーベルやダンベルは、手のひら全体でしっかりと握り込みます。指の第一関節と第二関節の間で握るのではなく、指の付け根に近い場所で握るように意識しましょう。また、親指はバーの反対側に添えることで、しっかりと握ることができます。握り方が甘いと、トレーニング中に器具が滑り落ちて怪我をする危険性があります。力を入れる時は、指先ではなく手のひら全体で握ることを意識しましょう。指先に力が入ると、手首が不安定になり、怪我につながる可能性があります。また、肘や肩の関節にも負担がかかりやすくなるため、トレーニングの効果が十分に発揮されません。正しい順手握りを習得することで、トレーニング効果を最大限に引き出すことができます。基本的な握りだからこそ、細かな点に注意を払い、安全かつ効果的なトレーニングを行いましょう。
